よくぶち当たること

私は何かを始める前に、"継続できるか"をすごく心配する節がある。
例えばこのブログみたいに。
仕事選びもそう。過去なら部活に入ることとか。
何か勉強を始めるときとか。何かを買うときとか。

途中で挫折した、なんてダサいと思って。
だから一人ではじめて一人で影で努力してダメでも誰も知らないしいいや、っていう思いをいつも持っている。
結局知って欲しくてある程度身近な人に報告しちゃうんだけどね。

それに通ずるものがあるかは分からないけど、ミニチュアキットを買うときにも随分悩んだ。

細かくてリアルなミニチュアを作るのも眺めるのも好き。
でも説明書とかちゃんと読めるか？ちゃんと完遂出来るか？
どこか間違ってひどい出来にならないか？途中で飽きたりしないか？
出来上がったらどうするの？お金の無駄にならない？
…とにかく完成できるか・無駄にならないか考えすぎだと思う。

買ったあとも最初の方は作って写真撮って楽しかった。
けど、仕事とか将来の不安とかいろんな悩みとかが出てきて、遊んでる場合じゃないだろうって自分のことを自分で規制しはじめた。
分かってる。もっともっと、将来のために出来ることがあるんだって。

でもそれがなんなのか、自分がやりたいと思うことが分からない。
そしたらなんか考え込んだりしちゃって、なんにも手に着かなくなって、どんどん廃人みたくなっていく。
ゲームしたりテレビ観たり、本読んでみたりしても意味なし。
完全に何かに捕らわれはじめる。

昔からゲーム始めたり、何か調べ始めたり、好きなマンガ読み始めたりしたら三度の飯よりそれらを優先させて、切り替えが下手だったかもしれない。
考え様によっては、考え込んでて他の何も手に着かなくなってる状態も、三度の飯より考え込みたい…ってことにもなるのかな？

こういう時期があるから継続できるかどうかに拘ってしまうのかもしれないな。

前作のミニチュアは不要だと判断して省いた部分もあるけど十分満足な出来で完成させた。
別のことの不安に捕らわれはじめて、数ヵ月間放置していたけど。

何でまた始める気になれたのか？
多分新しい仕事が決まった、っていう新しいスタートに感化されて突然やろう！ってなったんだと思う。
切っ掛けはただただそれ。後は気分。
気分が上がったんだと思う。つくづく思うけど私は気分屋だと思う。
浮き沈みの上下が昔より激しい気もするけど、気分が上がってるときは活動的になる。
社会人としてどうなの？って思うけど私は本当は直感的に、気分のいいときに行動すれば幸せだと思う。
衝動的？だけど。高額な買い物をするときなんかは自分にストッパー必要だと思うけど、
そのストッパーで本当はストップかけなくてもいいことにもストップかけて、なんにも出来ないってことも結構あるな。

例えば、何かが欲しいって思うこと自体にもストップかけてる。
パソコンが欲しいけど、買うためのお金が掛かるし使わなくなったら意味ないしな、今無くても困ってはいないし、という具合に。
欲しいなりにパソコン調べたりもしたらいいのにね。

他にも、旅行に行きたいけど…電車はどれか分からないし迷ったら怖いし、楽しくなかったら元も子もない。お金の無駄になるかも。
とかって。お金の無駄は結構考えがちなのわかってる。
でもね、調べることくらいは無料で出来るでしょって友人が同じこと言ってたらアドバイスできるのに自分のことって不思議だな。

ところで何で前作のミニチュアを完成させることが出来たのか？
唐突に発想の転換をしたからだと思う。
説明書通りに作ると、細かい家具とか小物とかから作る順番だった。
大きい枠組みから作ることにした。家の本体。壁とかドアとか。
そうするとテンションが上がった。
家のなかにどんどん物を追加していきたくなった。なんにもない空間だったから。

細かい作業はまあ正直辞めたくなる時もあったけど、家のなかにパーツが追加されるとやっぱりテンションが上がった。
ちょっとずつ100％に近づいてるイメージが良かったのかな。
私は「家のなかにパーツが追加される=テンションが上がる」ということを学んだ。
だからちょっとずつパーツを作る作業に対して、取りかかる前は少し面倒を感じていたけど、ちょっと義務感でやりはじめてパーツを完成させた。
その後にまだ続けるかどうかは気分次第。趣味だからね。
でも作ればテンションが上がることはもう分かってたから「このミニチュアは完成する」と確信を持った。

完璧は辞めて、不器用でも作った。
完成したあとは私も思ったより器用じゃんって思ったりもした。
そして人に見せたくなった。昔から描いた絵とか耳コピした曲とか作ったものを人に見せるのは好きだったな。
もちろん誉めてもらう前提だったけど。

今回のことで、大きな枠組みを作って全体像をイメージしてから細部に拘る方が効率的…とかじゃなくて
楽しい！ってことがわかったよ。

楽器演奏にも通ずるものがあったけど、意外と私は細部拘り魔だったな。今もそんな気がする。
こんな感じで自分の考えを持っていけたらいい。