音楽を学んでみる

たしか小学校低学年の頃、ピアノの電子楽器に触れてみた。
安くて3000円くらいの安いやつだったと思う。
楽譜は読めないけど、キーボードが曲に合わせて光るから
トルコ行進曲」とか「メヌエット」とかなんとなく弾けるようになった。
もちろん出来るのは右手の動きだけで左手はちょっぴり。
弾くと親がびっくりしてたから嬉しかった。

ちょっとだけピアノを習っていたから、楽譜は自然と読めるようになった。

ある時ゲームが好きだったからその曲を弾いてみたくなった。
和音が無くてベースとメロディーとハーモニーの3つくらいの音しかなかったから、
1音1音なんとか聞き取って、耳コピも成功して形になって嬉しかった。

そしてもっともっとやってみたくなって、同じくらいのレベルの曲なら同じ戦法でコピーすることが出来た。
弾けなくても、打ち込みが出来るゲームを私は持っていたから、打ち込んで再生して満足していた。
もっとレベルの高い耳コピしてみたい!J-popとかテレビのBGMとか…

だけどそこで壁が立ちはだかった。
メロディは分かるけど、3つ以上音が重なった和音になるとまるで分からない。
しかも何度も何度も変わっていく和音を1つ1つ試行錯誤するのはめちゃくちゃ大変だった。
それでも曲をなんとか完成させたことはあるけど、日が経ってもう一度聞いてみると…

あれ?なんか音おかしくね…?

その時にはいいと思っていても後から聞くと全くよくない。
上手くかけたと思った絵を後から見返すと下手すぎな現象と同じ。

和音についてネットで調べてことは何度も有るけど
なるほど、分からん状態で限界を感じて和音については無理だと諦めた。
きっと、先生に習ったりしないと分からないんだ、と。
「いつかちゃんと分かって、耳コピ技術上げたいな~」と子供の頃に思ってたな。

それからもゆるゆると音楽活動は続けてきたけど、和音については今も分からないまま。

今、時間があるからこそ考えた。
知ろうとしてない。自分から学ぼうとしてない。
もしかしたら突然理解するかも、覚醒するかもと思ってはや10年(?)
当然そんなことは起きない…。
難しいことを諦めていただけ…。


思い立ったので、子供の頃に諦めたことなんかやってみよう!
そう思って「魔法の伴奏」の動画で有名なずっしーさんの本を買ってみた!
セールでかなりやすく買えた!
内容もやさしーく書かれていて、私もしっかり耳コピ出来るようになるかも!
と思うのもつかの間、第1章~第3章までは「わかるわかる!」と知識の復習をしていた。
が、どんどんなるほど、わからん状態 笑

もちろん音楽なんてこんな1日で出来るもんじゃないから当たり前。
だけど、この本には私のような"1音1音確認して耳コピ出来る"技術よりレベルアップ出来る知識が取っつきやすく書かれていると思う。

これまでのなんとな~く楽器が出来て、
楽譜があればそれなりに演奏できる。
よりもレベルアップ出来そう!

そして私には音感がなかった。
カラオケでそれなりに音程は取れるけどそういうことじゃなくて。
「今、ドレミファソラシドのどの音を歌っているのか・演奏してるのか」が分からない。

日常でこう思ったことがある。

「1つの曲をドレミで覚えちゃえば楽譜無くても絶対間違えずに演奏できるのにな~」

まさにこれと同じようなことが書かれていた。
これも音感を鍛えるためのトレーニングにもなる。
もちろん逆もしかりだった。
音を聴いて、ドレミファソラシドのどの音なのか分かるようにすると音感が養われていく…。

音感が鍛えられればもっと音楽の楽しさは広がるだろう。
本の内容は盛りだくさんだけど、まずはこの二つを楽しんでやっていこう!
子供の頃になんか諦めちゃったこととか、色んなことやっていきたいな。